リフォームをどこに頼む?|本当に暮らしを考えたリフォームとは
2022.08.23 11:50comment(0)
リフォームを行う際、依頼先の業者選びで頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
一般的にリフォームを検討する場合、まずは家を建てた工務店やハウスメーカーを思い浮かべる方が多いでしょう。
ところが、建築してからしばらく経っていると、職人さんの高齢化や経営状況などにより、家を建てた工務店がなくなってしまうことがあります。
また、ハウスメーカーは人の入れ替わりが激しく、家を建てた時の担当者がいない場合も多いでしょう。
ここでは、家を建てた業者以外を検討されている方へ、リフォームをどこに頼んだらいいのか、ポイントを絞ってご紹介します。
目次 [閉じる]
家を建てた業者に頼めない場合、リフォームをどこに頼む?
依頼先として最初に思い浮かぶのは家を建てた工務店やハウスメーカーですが、そこに頼まない場合は、
- ホームセンター
- 地域の工務店
- リフォーム専門業者
の3つが選択肢になります。
ハウスメーカーは自社以外のリフォームは基本的に受け付けていないので、ここでは除外します。
それぞれの業者にはどのような特徴があるでしょうか。
業者ごとのメリットとデメリットについて、これから詳しく紹介していきます。
業者ごとの特徴とリフォームを依頼するメリット・デメリット
ホームセンターのリフォーム
ホームセンターはふだんの買い物などで利用している場合に気軽に相談しやすいというメリットがあります。
店内にトイレやキッチン、ユニットバスの実物展示などがあり、リフォーム部門をショールームのように設置している店舗もあるでしょう。
ホームセンターのリフォームは、「物販リフォーム」とも言われ、提携しているリクシルやTOTOといった住宅設備機器会社の製品を規定通りに設置するリフォームを行うのが特徴です。
古くなってきた住宅設備機器を交換するような小さなリフォームに向いています。
注意したいのは、ホームセンターのリフォームでは、実際にリフォームを行うのは下請け業者であり、現場の担当者のスキルがわからない点と、商品知識が豊富ではない可能性がある点です。
あくまで既製品を設置するため、家の間取りによってはサイズ調節や取り付け位置などがうまくいかず、満足のいく仕上がりにならないリスクがある点などがデメリットと言えるでしょう。
また一見低料金に見えますが、取りよせる製品代に加え、ホームセンターへの手数料が工事費に上乗せされるため、工事内容や品質に対して割高な傾向があります。
地域の工務店によるリフォーム
地域の工務店に依頼するメリットは、職人の技術力とリフォーム内容を詳細に調整できる点です。
新築を自社で建てられる工務店であれば、建物の構造に精通しているので、安心してリフォームを依頼できるでしょう。
工務店は構造にかかわる大規模なリフォームをしたい方や、細部まで満足度の高いリフォームをしたい方におすすめです。
また、地元で長く続いている工務店の場合、地域の顧客を大切にする店が多く、一度工事を依頼すると丁寧にアフターフォローをしてくれる業者が多いのも特徴です。
規模が大きいリフォームほど、材料や間取りなどにこだわる必要が出てきますが、地域の工務店であれば、自社の職人が作業を請け負うため、一定以上の品質も保証されます。
ただし高品質な分、相場よりも割高になる可能性があるのがデメリットです。
また全国チェーンのハウスメーカーや規模の大きなビルダーと違い、地域の工務店は工務店ごとのこだわりポイントや特徴があります。
リフォームしたい自宅が純和風の国産木材を使った木造住宅なのに、輸入木材を中心に扱う欧風住宅を得意とする工務店に頼むのは避けた方がいいでしょう。
ホームページなどで施工事例を見て、今の家と似た風合いの家を建てている工務店を選ぶことをおすすめします。
リフォーム専門業者のリフォーム
リフォーム専門業者は、リフォームに関連する仕事に特化していますので、費用を抑えつつ満足のいく仕上がりを求めることができるのがメリットです。
デメリットとしては、業者ごとに技術力の差が大きいため、依頼先を決める際の下調べは十分に行った方がよいでしょう。
なかには悪質な業者もあるので注意しましょう。
業者選びの判断材料としては、作業を行う職人が保有する資格の有無や、必要なリフォーム実績をホームページで確認する方法があります。
高評価の手書きアンケートやお客さんの写真付きの施工事例がたくさん掲載されている業者は優良業者の可能性が高いでしょう。
ホームインスペクションなどの住宅診断を行える業者であればさらに安心です。
優良なリフォーム専門業者を見つけられれば、費用対効果の高いリフォームができますので、リフォーム専門業者はコストを抑えてリフォームしたい方におすすめです。
本当に暮らしを考えたリフォームとは
リフォームを費用面だけで判断するのは、本当に暮らしを考えたリフォームとは言えません。
例えばバリアフリーリフォームで手すりを取り付ける場合、小さな工事で最小限の支出でリフォームを完了させることも可能です。
しかし手すりを設置する際は、設置場所はもちろん、体重をかけても問題ないように取り付けないと大きな事故につながる恐れがあります。
そのため木造住宅であれば設置場所の強度の確認は必要ですし、利用者の利便性を考慮して手すりの高さや、掴みやすい大きさの材料を選ぶなどしてリフォームしなければなりません。
工務店や優良なリフォーム専門業者であれば、現状の問題点を把握し、必要なリフォームのアドバイスをしてくれるでしょう。
現時点では手すりのみで十分であっても、将来的に玄関や廊下の段差をなくす工事が必要になることもあります。
今の生活だけではなく、長く住み続けることを考えてリフォームを行える業者を選ぶようにしましょう。
まとめ
ホームセンター、地域の工務店、リフォーム専門業者のリフォームについて詳しくご紹介しました。
それぞれメリット・デメリットがありますので、依頼先を決める際は十分に検討することが大切です。
ホームセンターは手軽な住宅設備機器の交換に適していますし、工務店は大きなリフォームも安心して依頼することができます。
リフォーム専門業者も業者選びに失敗しなければ、費用対効果の高いリフォームを実現できるでしょう。
建物の状況や予算によっても最適なリフォームの仕方は違います。
ご自宅の状況に合わせて、最適な業者を選ぶようにしましょう。
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